科目概要
この授業では商業簿記(日商簿記検定の3級程度)を学ぶ。具体的には,1年次前期で学んだ日々の取引に引き続く決算について学び,日商簿記3級の全体を対象として問題演習を行う。この授業を終えたとき,受講者諸君は貸借対照表と損益計算書を作成する基本的なメカニズムを理解しているだろう。15回の授業を概観すると,はじめの5回は決算についての解説と演習を行う。説明内容に対して回数を多めにとってあるのは,決算整理仕訳,精算表,決算振替仕訳といった内容の演習を行うためである。6回目から14回目までは問題演習である。教科書として指定する問題集には,十分な量の演習問題が掲載されているが,どれだけの演習をこなすかは受講者諸君に依存する。習熟が早い人は多くの問題をこなすだろうし,じっくり理解しながら進めたい人は量よりも質を大切にしてもよい(量は質に転化するが)。いずれにせよ,第6回から第14回までの演習では,指定する論点の問題に取り組み,日商簿記3級の内容は網羅するように進めてもらう。ペースメーキングのために小テストを行うので,学修漏れがないか確認する機会にして欲しい。
学習到達目標
日商簿記検定3級レベルの問題を解くことができる。日々の取引から誘導して貸借対照表,損益計算書を作成する手続き(簿記一巡の手手続き)を,その流れに沿って概要を説明することができる。
テキスト
みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第13版
合格トレーニング 日商簿記3級 Ver.15.0
成績評価方法
試験40% 平常点40% 課題点20% で評価する